一握の砂 2021.11.25

己が名をほのかに呼びて
涙せし
十四の春にかえる術なし

青空に消えゆく煙
さびしくも消えゆく煙
われにし似るか

かの旅の汽車の車掌が
ゆくりなくも
我が中学の友なりしかな

ほとばしる喞筒の水の
心地よさよ
しばしは若きこころをもて見る